PING EYE2 【S】【W 】set BeCu

ピンアイ2
ベリリウムカッパー
W(約51°)S(約58°)
二本セット
カラーコードレッド
シャフトマイクロテーパー
グリップオリジナル

酸化変色し表情を変えるベリリウムカッパーは発売当時から人気を博しました、こちら1986年式オリジナルウェッジ二本の出品。
シャフトヘッド共に良好、新品10円玉の様に仕上げたヘッドは異彩を放ってます。
継承ソールデザイン元祖ウェッジはビンテージ感たっぷり、使用の際には経年劣化グリップ交換必要ですがバックから目立つ事請け合いで、ラウンド後メンテ肴にグラス傾けノスタルジックな雰囲気に包まれながらの一杯は乙なモノ。
製造過程の問題で生産止められたベリリウムカッパーは貴重で年式的に良品と自負、使用はもちろんコレクションにいかがでしょう時間経過に伴い魅力的に飴色移行する姿をお楽しみください。

以下余談
1982年PING創設者カーステンソルハイムの生み出した世界初キャビティアイアン【EYE2】
その易しさはプロアマを問わず世界中のゴルファーを魅了、他社を含め現在までキャビティアイアンの基本的設計思想は大きく変わっていません。
現在の一般的ウェッジロフトセッティング52°58°を予言したのでは？と思わせるこのWとS。知れば知るほど斬新で創造的、発表したのは40年以上前！
しかし人気絶頂期訪れた
『ラフから止まり過ぎる！溝違反があるのでは⁉︎』
一部ツアープロの僻みクレームで裁判まで発展した忌まわしき【ラディウスドU字溝】問題。
そもそもスピン性能は溝の形状起因でなく革新的デザイン【ヘッド重量とソール形状】絶妙な抜けの良さなのでカーステン氏にしてみれば寝耳に水の言いがかり。
時代の先駆者は愛情注ぎ造り上げたEYE2とユーザーを守るため強い信念で闘い裁判勝利。永久使用権を勝ち取ったのですが違反モデルと誤解される事も多く
『進化遅らせた上にイメージを悪くしてしまった…』と1989年大幅モデルチェンジを敢行。
溝の深さと幅、ソール形状を流線型に変更しキャビティ部の左下に【＋】を浮き出しで付け簡単に判別可能なEYE2+[アイ2プラス](同一モデルと勘違いしてる方多いのですがEYE2とEYE2+は全く別物)発表したことで、伝説の名器【EYE2】は役目を終え歴史の幕を下ろしたのです。

最後までお読み頂きありがとうございました。